お花見は、春の訪れを告げる日本の伝統的な行事です。桜の木の下で、家族や友人と共に食事を楽しみながら、美しい桜の花を鑑賞します。この時期には、特別な食べ物や飲み物も楽しむことができます。例えば、桜餅や花見団子などがあります。また、地域によっては夜桜を楽しむために、ライトアップされた桜並木を散策することもできます。
お花見を楽しむためにも、着物の選び方や寒いときのための防寒対策をしておきましょう。
お花見で着物を着る際のポイント
華やかな色合いやパステルカラーがおすすめ。明るい色味を選ぶとお花見らしさがアップします。
冬をイメージさせる色合いは避けましょう。
桜柄を着るかどうかは好み次第です。桜以外の花柄を使うときは春らしい花を選んでください。
お花見ならではのカジュアル着物を楽しんでみるのもおすすめです。麻・デニム素材の着物や、アクセントにブーツなどを合わせるのも個性的でレトロな印象になります。帽子や小物で季節感を演出するのも良いアイディアですよ。
お花見での寒さ対策
足元の対策では、冬用の足袋を選ぶと足元の寒さを和らげることができます。また、羽織り物の活用も大切です。着物と同じ柄の羽織や和装コートを用意しておくと、外出時の寒さを軽減できます。素材が暖かいものを選ぶと良いでしょう。
お花見のあとのお手入れ
着物に含まれた体温や湿気を取り除くことが重要です。そのためには、脱いだ着物を着物用ハンガーに掛けて風通しの良い場所で吊るしておきます。一晩吊るすことができればベストですが、時間がない場合は最低2時間程度でも良いでしょう。帯や長襦袢も同様に扱います。
その後、柔らかいタオルを使って着物に付いたホコリを優しく払います。特に箔や刺繍のある部分は丁寧に取り除きましょう。シミや汚れがある場合は、水で絞ったタオルで拭き取り、風通しの良い場所で乾燥させます。ただし、擦ると汚れが広がる可能性があるので注意が必要です。また、汚れがひどい場合は専門家に相談しましょう。
半衿を洗う場合は、ぬるま湯に中性洗剤を溶かして洗い、たたくようにして汚れを落とします。その後、水気を取って陰干しし、アイロンをかけます。ただし、絹製品は縮む可能性があるので注意が必要です。
シワの目立つ部分には、あて布を使用してアイロンをかけます。軽くおさえるようにして、手早くかけると良いでしょう。
また、小物類もお手入れが必要です。帯や小物類は風通しの良い場所で乾燥させ、足袋や草履も陰干ししてから汚れを落としましょう。素材によってお手入れ方法が異なるので、適切な方法で行いましょう。汚れや湿気を放置するとカビの原因になりますので、注意が必要です。
カジュアルなお出かけでの着物の選びでは、自分の好みを優先することが大切です。お花見では自分が着たい着物を選ぶことをおすすめします。お気に入りの柄や色合いで楽しむことで、より満足度の高いお花見のひとときを過ごせます。お花見では、寒さ対策や帰宅後の手入れを心掛けつつ、自分らしい着物で春の訪れを楽しんでくださいね。